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すっぽんの甲羅は食べられるもの?

すっぽんは滋養強壮食、コラーゲンたっぷりの美容食として主にすっぽん鍋として食されています。
爪や膀胱、胆嚢、そして甲羅を除く全身のほとんどを食べることができる食材ですが、実は「食べることができない」とされている甲羅の部分は厳密には甲羅の硬い骨の部分のことです。
甲羅の骨部分の外周にはぷるぷるのエンペラと呼んでいる柔らかい部分があり、エンペラには特にコラーゲンがたっぷりと詰まっています。
甲羅の内側部分にも旨みの詰まった肉が付いています。
甲羅の周囲には食べられる部分がたくさん付いていますので、すっぽん鍋にするときには甲羅ごと鍋に入れて柔らかく煮てしまいます。
煮ていくうちに食べられる部分と食べることのできない骨の部分に分かれます。

すっぽんの鍋やスープの味は絶品とよく評されますが、この味を出しているのが実は甲羅と骨の部分です。
鍋の出汁をとるのも甲羅と骨、それに出汁昆布を加えて煮込んだものです。
甲羅自体は骨ですので硬くて食べることはできませんが、出汁をとったり、鍋で煮込んで骨の周りの食べられる部分をこそいで食べたりできるのです。

最後に残る甲羅の骨の部分ですが、この骨も乾燥して粉砕、粉末状にして滋養強壮剤として利用されています。
その意味では、甲羅の部分も実は丸ごと食べることができるということができます。

廃棄するしかない部位は、臭いのキツイ膀胱と非常に苦くて食べにくい胆嚢、硬くて食べることのできない爪、そして骨だけです。
「すっぽんは捨てるところがない」と評されるのはこのような理由からなのです。

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